120808紅瞳
噛み千切られた 哀しい嘘の向こう側に潜む傷跡を闇雲にただ 暴き立てて償いを求めずにいられない
射抜くは瞳の色 滾(たぎ)れる血か今宵の月
心にはめた枷を 引き剥がすように
過(あやま)つ人の性(さが)を 嘲笑うは今宵の月
低く流れる雲を 紅く染め上げる
halelia fol sames ita miuloit yo dongea mimo w cil haltie
mislaki ikabotia akuol li baye cis siaslie lisna
息を殺して 舐め上げた毒の蜜の甘さの虜になる
歪(ひず)み始めた 偽りの隙間に差し込む光の裁きよ
射抜くは瞳の色 滾れる血か今宵の月
見知らぬ顔に変わる 己に慄く
蔑み尽くすような 辱めは今宵の月
荒野に佇む影 紅く染め上げる
射抜くは瞳の色 滾れる血か今宵の月
散らばり乱れたまま 戻らない心
過つ人の性を 嘲笑うは今宵の月
涙の罪びとさえ 紅く染め上げる
射抜くは瞳の色 紅く染め上げる