9 代
講:VAとVEAとise疑問文
ミリ語の動詞には自動詞的意味と他動詞的意味と動名詞的意味の3つの意味があります。
例えばmiksolだったら
[自動詞]働く
[他動詞]雇う
[動名詞]労働,仕事
動名詞的意味は単純に名詞形miksolomにしたときの意味です。労働という語自体はmiksoの方で表されるんですが。
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自動詞文の場合で考えてみます。
自動詞文はV yo+A,,で「AがVする」という文になります。(,,は文末。ピリオドや丸と同じ。)
「アミルが働く」と言う文なら「miksole yo amil,,」となります。
miksol&bold(){e}のeはなんだこれ。と思うかもしれないけど、これは絶対格Aが三人称であることを示す活用です。
アミルはミリ語での女性名の一つなので、三人称で活用しますと。
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こんどは他動詞文。
他動詩文はV al+E yo+A,,で「AがEをVする」という文になります。
「ヘルテがアミルを雇う」と言う文なら「emiksole al helte yo amil,,」となります。
&bold(){e}miksoleの初めのeは能格Eが三人称であることを示す活用です。
ヘルテはミリ語での男性名の一つなので、三人称で活用するよと。
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で、能格活用やal,yoはよく省略される。&bold(){絶対}格活用は&bold(){絶対}省略されない。だから&bold(){絶対}格と言う。(嘘。)
だから「ヘルテがアミルを雇うを省略すると。」
「miksole helte amil,,」となるんだが、これは

「ヘルテ、アミル、雇う。」という「ポニョ、そうすけ、好きー。」と大差ない文に聞こえてしまう。
だから省略してもいいけど、省略しすぎはだめ。
「miksole al helte yo amil,,」のように、能格活用はよく省略される。他は省略しない方がわかりやすいかも。
自動詞文ではyoの欠落が多い。「miksole amil,,」のように。
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で、疑問文はどう書くの?と。
自動詞文、他動詞文の疑問文はiseという副詞を文の最後に置いて、文末を上げるだけ。
例えば、「アミルは働いていますか?」という文なら、
「miksole yo amil ise?」とすればいい。
「ヘルテはアミルを雇っていますか?」という文なら、
「miksole al helte yo amil ise?」となる。
ちゃんと文末上げてね。

次は、sa動詞の話。