15 代
アスペクト
ミリ語の相は完了相と未了相と未然相がある。
それぞれがさらに二つの下位相にわかれて、
発生相-将前相-開始相-経過相-完了相-継続相

の7つのアスペクトになっている。
発生、開始、完了が点アスペクトで

将前、経過、継続が線アスペクトなので、
未然未了完了
◯ー◯ー◯ー

発将開経完継
生前始過了続
となる。
ちなみに、未然、未了、完了だけでみると、
◯ー◯という構図になることも知っとくと便利かも。
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動作動詞→状態A→動作X開始→状態B(動作Xの継続)
活動動詞→状態A→活動Y→状態A(活動Yの影響)
ミリ語の動詞区分
動作動詞(○ー)(○→)(○→)開始-未了相で一つの動作が始まり、完了から継続が始まり、継続で「まだしている」。その動作を終えるためには別の動詞を要するため、これを動作動詞対と言う(立つ→座る→立つ→座る……と続くので、どちらが先とかはない)。ikuhomta「隠れようとする(未然)」felna ikuhomta「ちょうど隠れようと行動しているところ(将前)」felna ohomta「隠れ始める」ohomta「隠れる(隠れていない→隠れるへの移行)(未了)」anohomta「隠れた(完了)」ilun anohomta「隠れている(これは見つかるという動作の開始相が起きるまで収束せず継続し続ける。)」
活動動詞(○ー)(○→)(○ー)開始で一つの動作が始まって、未了で継続、完了で終わり、継続は「既に終わっている。」mol(ある)←完了で"あった"="ない"←終わってる、やakus(作る)←完了で終わる。動作動詞では収束してないが、活動動詞は収束する。
到達動詞(瞬間動詞)(ー)(○)(ー)未然形単体が将前相(まさに死のうとしている)、未了形単体が開始相(死ぬ瞬間)、未然形単体が継続相(すでに死んでいる)。sae(死ぬ)など瞬間的な動作を表す。が、ilunは使える。
あと、活動動詞対は存在しない。あるはないの対義語であるだけである。対義語だから動作対とは限らない。
あと、進行形とか云々でこういうのよく分類されるけど、ミリ語には明確な進行形はないというか、現在形のmyuho用法、l yas構文、bido構文、dan+未了形の未了相継続などがあるが、それ多分到達動詞じゃない動作動詞と活動動詞なら両方使えるから、あんまそこで分別できない。
あと、活動動詞は状態動詞と行動動詞をごっちゃにするんだけど、区別するときは状態の方にcaonaをつけることが多いよ。
あと、tungalとかlologealとか心情に関する動詞は動作動詞になりやすい。
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動作活動到達
未然相未然形
発生相ipana+未然形
将前相felna+未然形
未了相未了形〜になりかける
開始相felna+未了形〜なりかけることを始める×
経過相l (yas)+未了形〜になりかける×
完了相完了形,〜になった
継続相ilun/mistina+完了形まだ〜しているもう〜やめた(未了に否定で「もうしてない」と同じ)
ちなみにilunは完了-継続相でしか使われず、danは完了-継続相で使われない。
完了形の継続用法
ilunとmistinaの違い
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