1話2011
構成・アミル引越してくる
・おばあさん家に付く。死んだおじいさんのお葬式をする。
・おばあさんの家は焼きたてパン屋だったりする。地元牛乳も売ってるよ。
・おじいさんとおばあさんで一緒にパンを作ってたよ。
・学校に転校する場面にどうかして移すよ
・アミルバオイスです。よろしくおねがいします的なプロローグ終了ってあり?
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ーー冒頭ーー
キーッ、キーッ
電車の車輪が軋む音が聞こえる。
車窓からはなだらかな緑の大地で馬や牛、羊たちが草を食むのどかな田園風景が広がっている。
座席から車窓を見つめる少女が一人。少女は車窓から見える田園風景を何か懐かしいような寂しいような気持ちで見ていた。
電車が減速して行く。もうすぐ駅に着く。
身支度を済ませると、少女は席を立った。
まもなく、電車は駅に到着し、少女は降車した。
ーープロローグーー
先日前、少女の祖父が亡くなった。少女の父の祖母を一人で住まわせるのも危ないという理由で、少女の家族は都会の町コアエから、この田園ヨモコスに引っ越すことになった。
少女の父母は車に乗って、引越し業者のトラックの後を追うように走っていた。
一方の、少女は始めてみる田園風景に感動していた。
駅から降りた少女は、手元の地図どおりに進んで行った。電車に乗る前、家を出る時に親から貰った地図だ。
まばらに存在する住宅。奇っ怪な建物が建ってたいたりした。田舎は良く分からない。
少女は橋に差し掛かった。橋の先には小さな町が見える。あの中に目的地があると分かると、少女はなんだか楽しくなってきた。
目的地の家である祖母の家は橋からあまり離れておらず、まわりの家よりも多少大きかった。
ドアの前までたどり着くと、少女は少し緊張していた。祖母とは十年ばかし会っていない。
自分の顔を覚えてくれているだろうか。というか孫の存在じたい忘れてたり……は無いか。
少女が戸惑っていると、家の脇から老婆の声がする。
「アミルかい?」
少女が声のする方を見ると、確かにその老婆は少女の祖母だった。
「おばあさん。私がアミルです。」
祖母はアミルに手招きをした。アミルは祖母に近寄った、そのとき。
アミルの口をめがけてふっくらしたパンが!
祖母の左手にあるパンがアミルの口にぴったり当たる。
アミルは何が何だかよくわからなかった。
とりあえず口に入ったパンを一口食べると、かなり美味しかった。
「さっき焼いたんだが、おいしいかい?」
「はい」
祖母がアミルを家の中に入れようとしたので、アミルは何か言いたいような顔をして入って行った。