9 代
巫女の話
初期ミリ教はシャーマン的な要素もあったと思われる。
ミリ教では古くから巫女という概念もあったっぽい
○ダンラエ(danlae)
ダンラエはソロム王朝以前の古代のミリ教において、政治に携わることのできた霊能力を持つ女性のこと。
古代のミリの諸王国では、王や政治家は男性しかなれなかったが、ダンラエは預言したり特殊能力を持っていたりして、政治に関係していた。
○カノスロ(kanoslo)
カノスロは神殿などの大きな礼拝堂、宗教施設に仕える霊能力を持つ女性のこと。現在でも存在する。
家族で代々継いでいるところが少なくない。カノスノにはaganaが名字神の姓の者がかなり多い。
カノスロは「右の人」と直訳できるが、これは古代の神殿が王宮の正面の右側にあったことに由来するとされている。
○アガツァミル(agacamil)
アガツァミルは各村などの礼拝堂などに仕える霊能力を持つ女性のこと。現在でも存在する。
礼拝堂で代々継いでいるところが結構ある。基本的に礼拝堂の管理をしている場合がほとんどである。少し昔までは村人からは"生き神"として見られていたらしい。
ファーモイ市ではアガツァミルの一族が市の中心部に住んでいて、ファーモイ礼拝堂のファーモ神事、つまり風呂の神事をアガツァミルが行う風習が残っている。