じゃがいも
1293年じゃがいもがミリに伝わった最初の記録である。じゃがいもの食べ方がわからないので茎を食べて中毒状態になった商人がいたことも記録されている。当時ミリには芋という概念が存在しなかった。
その後、じゃがいもの農法がわかり、エオエ島東岸の貧しい地域での栽培が推奨されたが、エオエ東岸の貧しさはエオエ領主の蛮行が原因であり、エオエ東岸の領主はほとんどエオエ西岸地域にすんでいて東岸の領民のことをあまり考えていず、生産効率のいいじゃがいもを領民に食べさせることで麦の消費量を減らし麦の徴収を増やすことを考えていた。エオエ東岸の食料はじゃがいもに依存していく形となる。
14世紀末期にはエオエ東岸ではじゃがいもの連作障害や病原菌に対処できず、飢饉がおこるようになる。エオエ東岸からエオエ西岸、東部オウェへの移民が増える。これによってエオエ西岸や東部オウェでは都市人口が増え、資本主義が始まっていく。
現在でもエオエの東西両岸で経済格差が多少あったりしたりするんだけど、これはじゃがいも伝来より昔のエオエ侵略とかピプォの侵略とかが関連しているんだけどそれはまた別の話。
ちなみにエオエ西岸と東部オウェで資本主義がはじまるんだけど、西部オウェ以西はカース制度が存続していて、半分社会主義のような半分物々交換のような謎のカースとかいうよくわからん共同体が村のように点在してて、今も続いているんだけど、ここでは資本主義は起こらなかったんだよね。ただ工場制機械工業についてはカースにも広がっていって、カースごとの生産向上になりミリ島の生活は向上していく。東部オウェでは川が汚れたりしてどうしようという問題が起こってくる。これについては工場の囲い込みとかいうことをやりだしたエセイスのジェン王とかいう王様がいて、まぁ「王宮の回りの川が汚いのはいかんせん」ということなんだけども、当然うまくいかないんだけども、工場が南部の海岸に逃げてタルサイ地方やモコ地方に、最終的にはコアエ地方にも工場が増える原因となる。これは現在のミリ島での南北での経済的な格差の原因である(南の方ほど所得が上がり、北の方ほど所得が下がる。)
だいたいこんな感じ
1300 じゃがいも伝来
1400 エオエ東岸からの移民
1450- 産業革命ぐらい
1700 今